鉄骨ばり貫通孔補強工法「ポジリング工法」
ポジリング工法は鉄骨ばりに設ける貫通孔を補強する新工法です。
鉄骨ばり貫通孔補強工法「ポジリング工法」
ポジリング工法は鉄骨ばりに設ける貫通孔を補強する新工法です。
溶接材料は「鉄骨工事技術指針・工場制作編(2007改定)」(日本建築学会)等に規定される、はり材とポジリング(490N/mm2級)で強度ランクの高い方の材料に適した溶接材料を使用する。
溶接目安が隠れるまで溶接する。
ポジリングの取り付け位置を確認し、はりウェブに下孔をあける。下孔経の許容差は-0、+0.2mmを標準とする。ガス孔明けなどで標準の許容差を満足できない場合は許容差を-0、+0.4mmとする
(単位mm)
型式 | P100 | P125 | P150 | P175 | P200 | P225 | P250 | P275 | P300 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
下孔経 | Φ110 | Φ135 | Φ160 | Φ185 | Φ210 | Φ235 | Φ260 | Φ285 | Φ310 |
罫書不要なパターン(下孔の許容差が0~2mm)
ポジリングの突起を下孔にはめ込み位置決めとする。
ポジリングの浮きe2は3mm以下とする。
罫書が必要なパターン(下孔の許容差が2~4mm)
はりウェブに罫書きなどを行ってe1が4mm以下となるように位置決めをする。
ポジリングの浮きe2は3mm以下とする。
組立溶接は均等間隔で2~4カ所、溶接サイズ4mm程度で1パスとし、溶接長さは40~60mm程度とする。
ポジリング外周とははりウェブを隅肉溶接で全周溶接する。溶接サイズはポジリングの溶接目安(w)以上かつwの1.5倍以下とする。余盛高さhは溶接サイズ(w)の0.6倍以下とする。
溶接目安が隠れるまで溶接する。
スラグ・スパッタなどを除去し、清掃する。溶接部の検査は、目視による外観確認とする。アンダーカット、不等脚などの欠陥がないことを確認する。
溶接目安が見えないことを確認する。
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