シアコッターハイベース工法(Vブレースタイプ)はシアコッターを基礎コンクリートに埋め込むことで、ブレースからのせん断力に抵抗する工法です。V形ブレース接合部における大きなせん断耐力を発揮できる評定取得工法です。
シアコッター※を基礎コンクリートに埋め込むことで高いせん断耐力を発揮します。
ベースプレートにエア抜き孔を設けることで、モルタル充填性を高めています。(注入実験により効果を検証済み)
※コンクリートに楔のように埋め込まれた鉄骨部材
実大実験を実施し、独自の設計式を構築しました。
設計式は(一財)日本建築センターにて審査され、V形ブレース接合部としては業界初※の評定取得に至りました。
※当社調べ
性能については実大実験で確認し、工法は(一財)日本建築センターの評定、材料は国土交通大臣認定を取得しています。
構成部品 | ベースプレート | アンカーボルト ※1 |
ナット ※1 |
座金 ※1 |
定着板 | |
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項目 | 規格 | TMCP鋼 ※2 |
大臣認定取得材 (HAB)※3 |
JIS B 1181 (六角ナット) |
JIS G 3106 | JIS G 3101 |
ねじの種類 | - | メートル並目 | メートル並目 | - | - | |
備考 | SN490相当 | 降伏比0.7以下 | 強度区分5 (二重ナット用) 強度区分8 (一重ナット用) |
SM490A | SS400 |
※1 国土交通大臣認定[MBLT-0042~0046]
※2 建築基準法第37条第二号に基づく国土交通大臣認定を取得した材料を使用
※3 高強度アンカーボルト、『2020年版建築物の構造関係技術基準階津署』に定められた「伸び能力を有するアンカーボルト」です。(降伏比0.7以下)
※1 tbはベースプレート板厚を示します。板厚の寸法は6ページ・7ページをご参照ください。
※2 a寸法は設置誤差を考慮した設計時の最小寸法です。施工時はねじが最低3山ナットの外に出るように余長を確保してください。
必要データをセンクシアに送付
センクシアから検討結果を提出
必要データ
上記は標準的な施工例です。
現場の状況等により、上記以外の施工方法となる場合があります。
シアコッターハイベース工法(Vブレースタイプ)
これまで大阪いばらきキャンパスが培ってきた「地域に開かれたキャンパス」の特徴をさらに進化させ、大学の枠を超えた「ヒト・コト・モノがより触発しあうキャンパス」を目指した施設です。