高性能免震床システム
スキッド(SKID/SKIDⅡ)は、大型・高価な既設ビルには
設置が難しかった免震床の問題点を解消します。
既存ビルにも対応可能な高性能2次元免震床です。
商品特長
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- 入力加速度を1/5~1/20に低減
- 摩擦係数が小さく、中規模地震でも効果を発揮
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- 免震床としては圧倒的軽さ
- 最小装置質量はスキッドで18kg/㎡、スキッドⅡで50kg/㎡
- 既設建物での躯体耐荷重量の検討が要りません
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- ユニット組立構造のため、搬入・施工がスピーディー
- 既設建物の部分的リニューアルも可能
スキッド
- 床高さ200㎜を実現
- 公的機関(国土交通省)からも評価を受けた高い信頼性
スキッドⅡ
- 耐荷重10,000N/m2まで対応可能
- 従来のスキッドに比べ、低価格化を実現
仕様
型式 |
積載荷重※1 |
質量※2 |
床仕上げ高さ (表面材含む) |
有効配線スペース |
フロアパネルサイズ |
SKID |
3000N/㎡ |
18kg/㎡ |
200㎜以上 |
110㎜以上 |
□500 □600 |
6000N/㎡ |
20kg/㎡ |
200㎜以上 |
95㎜以上 |
SKIDⅡ |
10000N/㎡ |
50kg/㎡ |
230㎜以上 |
40㎜以上 |
※1 免震床振動解析用の積載荷重ではありません。解析用積載荷重は打合せにより決定します。
※2 フリーアクセスフロア部の質量は含みません
割付図
構成/施工例写真
スキッド
スキッドⅡ
評価書
スキッド
スキッドⅡ
取合図
スキッド
省スペース対応(床高さ300㎜以上)
低床対応(床高さ200㎜以上)
スキッドⅡ
省スペース対応(床高さ360㎜以上)
低床対応(床高さ230㎜以上)
振動台実験
スキッド
実験概要
- 実験日
- 2004年4月
- 実験場所
- 東京大学生産技術研究所・振動台
- 入力地震波
- 下記地震波の原波および床応答波
- 入力加速度
- エルセントロ波(imperial Valley地震)
八戸港湾波(十勝沖地震)
東北大学1F(宮城沖地震)
神戸海洋気象台波(兵庫県南部地震)
- 加振入力数
- 約120波
実験結果
入力波:エルセントロ(NS方向)
インペリアルヴァレー地震 [RC造5階建5F応答波]
入力波:東北大学1F(NS方向)
宮城県沖地震 [RC造5階建5F応答波]
動画
東北大学1F波 (宮城沖地震)
入力波形 |
RC5F建5Fの応答波形 |
入力加速度 |
水平760gal(一方向)、上下370gal |
神戸海洋気象台波 (兵庫県南部地震)
入力波形 |
RC5F建5Fの応答波形 |
入力加速度 |
水平700gal(一方向)、上下350gal |
エルセントロ波 (インペリアルヴァレー地震)
入力波形 |
RC5F建5Fの応答波形 |
入力加速度 |
水平710gal(一方向)、上下380gal |
八戸港湾波(EW波) (十勝沖地震)
入力波形 |
RC5F建5Fの応答波形 |
入力加速度 |
水平590gal(一方向)、上下320gal |
スキッドⅡ
実験概要
- 実験日
- 2012年8月
- 実験場所
- 株式会社M社 3次元振動台
- 入力地震波
- 下記地震波の源波および応答波
- 入力加速度
- 入力加速度
エルセントロ波(インペリアルヴァレー地震)
タフト波(カーンカウンティ地震)
八戸港湾波(十勝沖地震)
JMA 神戸波(兵庫県南部沖地震)
十日町波(新潟県中越地震)
築館波(東北地方太平洋沖地震)
実験結果
入力波:エルセントロ波(NS方向)
インペリアルヴァレー地震 [RC造5F応答波]
入力波:タフト波(EW方向)
カーンカウンティ地震 [RC造5F応答波]
入力波:八戸港波(NS方向)
十勝沖地震 [RC造5F応答波]
入力波:JMA神戸波(EW方向)
兵庫南部沖地震 [RC造5F応答波]
施工手順例(スキッド)
1.下地スラブのチェック
1
施工前に下地スラブの確認
局部的凹凸を補修
厚めの鋼板でフラットに補修(コンセント等開口がある場合)
2~3.ステンレス板の施工
4~5.免震装置フレームの組み立て
6.固定部フリーアクセスフロアの施工
7~8.復元力機構ダンパー・コイルばねの施工
7
復元力機構の固定金具を
スラブへアンカーボルトで固定
9~11.免震装置のレベル調整及び支持脚設置
12~13.免震装置上にフリーアクセスフロアを施工
14~15.緩衝部パネル用受け金物設置
16.緩衝部パネルの施工
17.免震床スキッド完成