下記3つの要因により高耐力を実現しました。
定着体の支圧効果を考慮することにより定着長の短縮化を実現しました。
ジョイントカプラ上端から定着体下端の長さ(Lb)です。
制限はありませんが、定着アンカーが納まる寸法でご計画ください。
設置可能本数の下限は4本です。最大本数は杭径により異なります。ジョイントカプラ工法カタログをご参照ください。
SC杭または鋼管杭に適用可能です。
PHC杭やPRC杭には使用することができません。場所打ち鋼管コンクリート杭は条件により使用可能な場合がありますので、検討する際はお問い合わせください。
施工配置条件の範囲内であれば、均等配置でなくても使用可能です。
曲げ加工や切断はできません。
ジョイントカプラの側面に溶接目印を設けています。その溶接目印以上、かつジョイントカプラの全長に溶接をしてください。
不要です。
溶接後の検査は目視による外観検査となります。アンダーカットや不等脚等の溶接欠陥がないことに加え、溶接がジョイントカプラ側面の溶接目印(開先加工)以上であることを確認してください。
溶接作業を行う技術者は、JIS Z3801(被覆アーク溶接)、JIS Z 3841(半自動溶接)による立向または水平固定の検定資格保有者、または建築鉄骨溶接技量検定協議会の検定(AW検定)による立向の資格保有者が行ってください。また、作業者は、ジョイントカプラ工法の施工手順と管理項目を十分に理解した上で施工してください。
検定試験 | 資格 |
---|---|
JIS Z3801(被覆アーク溶接) | A-2V、A-3V、N-2V、N-3V、A-2P、A-3P、N-2P、N-3P |
JIS Z 3841(半自動溶接) | SA-2V、SA-3V、SN-2V、SN-3V、SA-2P、SA-3P、SN-2P、SN-3P |
AW検定 | 工事現場溶接資格(Ⅲ類) |
溶接材料は、JIS Z3211(軟鋼、高張力鋼及び低温用鋼用被覆アーク溶接棒)-2008、JIS Z3212(高張力鋼用被覆アーク溶接棒)-1990、JIS Z3312(軟鋼及び高張力鋼用溶接ソリッドワイヤ)-1999、JIS Z3313(軟鋼、高張力鋼及び低温用鋼用アーク溶接フラックス入りワイヤ)-1999のいずれかのうち、490N/mm2級高張力鋼に適用可能なものです。
ジョイントカプラが約4kg、定着アンカーと定着体を合わせて約11kg、合計約15kgです。
ジョイントカプラは国土交通大臣認定取得材HFW490jc(MSTL-0484、SN490B相当鍛造品鋼材)、定着アンカーはSD490の異形棒鋼(JIS G 3112)、定着体は強度区分5のナット(JIS B 1052)です。
ジョイントカプラ工法はジャパンパイル株式会社の杭と合わせて使用してください。
S造、RC造、SRC造、CFT造等構造種別に制限はありません。