無溶接・短工期の方杖補強工法

スマートアタッチ工法は、従来の耐震補強に替わる
無溶接・短工期の方杖補強工法です。

目的・効果

  • 無溶接
  • 工期短縮
  • 施工効率向上
  • 既存フランジの性能低下なし

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現地調査から耐震診断、補強工事まで、一貫してサポートいたします

センクシアでは、現地調査、耐震診断、耐震補強設計と耐震補強工事に至るまで、一貫したサポートを提供しています。これまでに培った技術やノウハウを駆使して、工場や倉庫の稼働を継続しながらの安全・安心な耐震補強をご提案いたします。

概要

スマートアタッチ工法とは、現場での「無溶接」「施工効率の向上」をコンセプトに開発した、無溶接接合工法です。
専用のSA金物により、高力ボルトのみで方杖材の設置が可能です。

スマートアタッチ工法
スマートアタッチ工法

特長

  1. point-1無溶接
    • 現場溶接作業が不要の為、養生範囲を狭めることが可能
    • 火災のリスクがほぼゼロ
  2. point-2工期短縮
    • 従来の高力ボルト接合で必要だった摩擦面処理が不要
  3. point-3施工効率の向上
    • SA金物、方杖材はウインチ等により容易に取り付け可能
  4. point-4既存フランジの性能低下無し
    • フランジを挟み込み、力を伝達する機構によりフランジ面の開孔作業が不要
  5. point-5確かな性能
    • BCJ-審査証明-259を取得

構成

SA金物のラインナップは、H形断面材フランジ幅により3種類の型式。

適用範囲

項目 適用範囲
  対象箇所 鉄骨造柱梁骨組の方杖補強
既存柱・梁 形状 H形断面材(圧延H形断面材、溶接組立H形断面材)
材質 400及び490ニュートン級鋼材
フランジ幅 124㎜~305㎜
ウェブ厚 各ボルト径に対し適用最小板厚を規定
ウェブ幅厚比 71以下
H形断面材せい 1200mm以下
方杖材 材質 400及び490ニュートン級鋼材
H形断面材との接合角度 20°~70°
形状 方杖材軸芯とガセットプレート軸心が一致していること。
(単一山形剛、単一溝形剛等軸芯が一致していないものは適用不可)

※センクシアにて確認します。

規格

材質 規格
SA金物 SCW480 相当 JIS G 5102「溶接構造用鋳鋼品」
SAプレート SM490B
SN490B
490ニュートン級TMCP 鋼
JIS G 3106「溶接構造用圧延鋼材」
JIS G 3136「建築構造用圧延鋼材」
大臣認定取得材
フランジボルト
ウェブボルト
F10T
S10T
JIS B 1186「摩擦接合用高力六角ボルト」
JSS Ⅱ - 09「トルシア形高力ボルト」

応力伝達機構

応力の伝達経路(既存材 直交方向)

方杖材引張力に対しスマートアタッチ工法はH形鋼フランジが面外変形しない。

⇒フランジ面外変形を押さえる為のスチフナー等の補強材は不要。
 ただし、横座屈補剛の必要性の有無は耐震補強の設計者が確認を行う。

従来工法との比較

工数シミュレーション

工数シミュレーションの図

施工手順

1

使用材料
(SA金物・SAプレート)

2

墨出し

3

ウェブボルト孔開け

4

SA金物取り付け

5

SAプレート・補強材取り付け

6

SAプレート・高力ボルト締付け

スマートアタッチ工法の検討に際して

  • センクシアにて、既設柱・梁の仕様、および方杖材の仕様を確認します。方杖材の最大軸力(メカニズム時に発生する方杖軸力Nu)に対して接合部耐力が上回る方杖補強設計をご提案します。
  • 施工作業は、センクシアまたはセンクシアが認定する施工業者にて行います。

建設技術審査証明

本技術を用いた接合部耐力評価については、構造実験を行い、(一財)日本建築センターより建設技術審査証明を取得しています。(BCJ-審査証明-259)

BCJ-審査証明-259
BCJ-審査証明-259
柱梁架構加力実験
柱梁架構加力実験
接合部引張実験
接合部引張実験

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