PINベース工法 設計指針

「PINベースⓇ工法」

PINベース工法とは、在来ピン柱脚※に比べ回転剛性を小さくしてピン接合に近づけた低剛性柱脚です。

※注:「在来ピン柱脚」という表現は、「2020年度版建築物の構造関係技術基準解説書」において定義つけられているタイプⅠ(反曲点高比0.3程度)の柱脚を指しています。

総則

PINベース工法の原則

  • PINベース工法(以下、本工法)は、鉄筋コンクリート構造の基礎をもつ高さ31m以下の鋼構造建築物に用いる角形鋼管柱(□150~□500)の脚部に使用する。

設計指針の適用範囲

この設計指針は、鋼構造の柱脚に用いる本工法の設計方法に関するものである。

この設計指針に示されない事項
  • 2020年版 建築物の構造関係技術基準解説書(国土交通省監修)
  • 鋼構造設計基準2005(日本建築学会)
  • 鋼構造接合部設計指針2012(日本建築学会)
  • 鉄筋コンクリート構造計算基準・同解説2018(日本建築学会)
  • 鉄筋コンクリート造建物の靭性保証型耐震設計指針・同解説1999(日本建築学会)
  • 建築工事標準仕様書JASS6鉄骨工事2018(日本建築学会)
  • 建築工事標準仕様書JASS5鉄筋コンクリート工事2018(日本建築学会)等による。

適用範囲

表.PINベース工法の適用範囲

部位 材質
柱断面 角形断面
JIS G 3101・JIS G 3106・JIS G 3136・JIS G 3466に規定する400N/mm2鋼及び490N/mm2鋼(例:BCR295・BCP235・SHC490C等)
鉄筋 JIS G 3112「鉄筋コンクリート用棒鋼」に定められる熱間圧延異形棒鋼
コンクリート 建築工事標準仕様書 JASS5鉄筋コンクリート工事(日本建築学会)に適合する普通コンクリート 但し、設計基準強度Fcは18~36N/mm2のものを用いる
軸耐力比 Nu/cNy≧0.065
Nu:本工法の終局軸耐力 cNy:柱の降伏軸耐力

設計の基本事項

本工法を適用する建物は、柱脚の回転剛性を評価した設計とする(フレームの応力解析はベースプレート下端位置に回転ばねを仮定する)。許容応力度計算において、柱脚の発生曲げ応力が柱および柱脚の耐力を超える場合は、本工法は適用できない。

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