鉄骨ばり貫通孔補強工法「ハイリングⅢ工法」。
ハイリングⅢ工法は、特殊な補強金物(ハイリング)を標準化。鉄骨加工製作の合理化を図り、コスト削減・工期短縮を目的として開発されました。
鉄骨ばり貫通孔補強工法「ハイリングⅢ工法」。
ハイリングⅢ工法は、特殊な補強金物(ハイリング)を標準化。鉄骨加工製作の合理化を図り、コスト削減・工期短縮を目的として開発されました。
設計用軸力の作用するはりにもハイリングをご使用いただくことが可能です。
補強パターンは2つありますので設計条件に見合う補強方法を選択できます。
ハイリングのみで補強されたはりに設計用軸力が作用している場合も適用が可能になりました。
構造種別 | S造 |
---|---|
適用型式 | Rタイプ・Bタイプ |
軸力範囲 | -0.25Ny~0.25Ny Ny:はりの軸耐力 |
貫通孔径(d) | 1/2D以下 |
塑性化領域 | 適用不可 |
その他の適用範囲 | S造用適用範囲と同様 |
ハイリングのみで補強した有孔部の補強耐力は設計用軸力分、低下します。
孔位置に生じる応力に対して有孔部の耐力が上回っていることの確認が必要です。
別途、設計用軸力を負担する補強プレートを取り付けることにより、ハイリングで補強した有孔部の耐力を設計用軸力分低下させることなく検討ができます。
構造種別 | S造 |
---|---|
適用型式 | Rタイプ・Bタイプ |
軸力範囲 | -0.25Ny~0.25Ny Ny:はりの軸耐力 |
貫通孔径(d) | 1/2D以下 |
塑性化領域 | 適用不可 |
その他の適用範囲 | S造用適用範囲と同様 |
パターン②の耐力検討は、曲げ・せん断力を対象としています。
作用する軸力を負担可能な補強プレートを設計者様にて別途ご検討ください。補強プレートの材料手配は、施工会社様にて別途ご対応ください。
パターン②で連続孔となる場合、補強プレートのサイズにより、適切なピッチを確保してください。
「日本一の超高層ビル」として高さ300mを誇りるあべのハルカスへ、「ハイリングⅡ工法」がその技術面・価格面を評価され、採用いただきました。
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