Dampers

油圧式制震ダンパ「ハイビルダム」

振動エネルギーを油の流体抵抗によって吸収し、建物の揺れを抑制します。

鋼板ダンパ「イクステンダム」

建物の柱・はりにかかる負荷を吸収・軽減するとともに建物の揺れを抑制します。

制震ダンパ

中低層から超高層まで対応。
センクシアの制震ダンパで暮らしの安全を守る。

1997年9月の発売開始以来、鉄骨造のビルやホテル、スタジアム、ショッピングモールなど、
中低層から超高層まで幅広く採用されているセンクシアの制震ダンパ。
制震ダンパが建物の揺れを抑制し、
構造体の損傷を回避・低減させ、建物内部の被害を低減させます。


センクシアのハイビルダムでは、品質管理、出荷検査の内容について第三者機関(日本免震構造協会)による任意評定を取得し、
管理
体制・内部統制の強化に努めております。

充実の検査体制を整えて生産能力を確保し、安定した商品の供給体制を築いています。

商品一覧

油圧式制震ダンパ「ハイビルダム」

油圧式制震ダンパ
「ハイビルダム」

振動エネルギーを油の流体抵抗によって吸収し、建物の揺れを抑制するオイルダンパです。大地震から風揺れまで幅広い範囲で効果を発揮し、また温度などの影響も受けにくく、建物の安全性・居住性を大幅に向上させます。
カタログ品以外の特殊品にも対応しておりますのでお気軽にお問い合わせください。

鋼板ダンパ「イクステンダム」

鋼板ダンパ
「イクステンダム」

振動エネルギーを油の流体抵抗によって吸収し、建物の揺れを抑制する鋼板ダンパです。

これまでに起きた大地震を振り返り、今私たちにできることは…

日本は「地震大国」といわれるほど、頻繁に地震が発生しています。2023年だけでも、震度3以上の地震が約200回も記録されました。
大地震がいつ起きてもおかしくない状況にあり、私たちがこれまで行ってきた備えだけでは、十分とはいえないかもしれません。
今、私たちは改めて地震への備えを見直す必要があります。
※気象庁発表資料を基に当社調べ

いつ起きるか分からない大地震

今後30年間に震度6弱以上の揺れに見舞われる確率を見ると、特に太平洋側で発生率が高く、首都圏やその他の主要都市にも大きな影響が及ぶことが懸念されています。これにより、日本の経済やインフラへの打撃も予測されており、一度大地震が発生すれば、平穏な日常を取り戻すまでには多くの時間と労力が必要となるでしょう。

大地震から日常を守るためにできること

では、私たちはどのようにして、突然の大地震から日常生活を守ることができるのでしょうか?
その一つの答えとして考えられるのが「制震構造を持つ建物」の活用です。
制震建物は、地震による揺れを吸収し、そのエネルギーを建物内部で分散させる技術が取り入れられています。これにより、私たちが安心して過ごせる生活基盤を守り続けることが可能となります。


地震の発生を防ぐことはできませんが、備えによってその被害を最小限に抑えることは可能です。未来を守るために、今からしっかりとした対策を取ることが、私たちにできる最も重要な行動です。

地震による建物の被害例

写真提供:神戸市

耐震・制震・免震の違い

耐震構造

・揺れに耐える。
・ガタガタと激しく揺れる。

耐震構造

建物の構造体を強固にし、地震力に耐えます。
大地震では構造体の損傷を許容しつつ、倒壊を防ぐことを目的としています。

制震構造

・揺れを抑える。
・揺れが小さくなる。

制震構造

建物の構造体に揺れを抑える制震装置を搭載し、構造体の損傷を回避・低減します。
揺れが小さく建物内部の被害も低減します。

免震構造

・揺れを受け流す。
・ゆっくりと大きく揺れる。

免震構造

建物の下に揺れを受け流すための免震装置を設置することで構造体の揺れを大幅に低減します。ゆっくりと揺れるため建物内部の被害も小さくなります。

建物の最終設計目的

通常の耐震設計での主な目的は「建物の倒壊を防ぐ」ことであり、建物の損傷はある程度許容されている場合があります。そのため地震発生後に建物の継続的使用が困難になるケースや大規模な修繕が必要になることがあります。
BCPの観点からも今後は高い耐震性能を目指すことが重要となります。

耐震性能グレード

耐震性能グレードとは、地震の程度に応じ、建物の損傷をどの程度に収めたいかを示す指標です。
「基準級」は建築基準法に則った安全の最低基準であり、より耐震性能の高い建物を「上級」、さらに高い建物は「特級」とされています。これは、日本建築構造技術員協会(JSCA)での分類にならったものです。
一般的に上級は制震構造、特級は免震構造を指しますが、耐震構造においても、柱・梁を大きくすることにより、上級にすることは可能です。
出展:一般社団法人 日本建築構造技術者協会「JSCA性能設計【耐震性能編】」を基に自社で作成

センクシアの制震用オイルダンパ「ハイビルダム」を採用するメリット

耐震構造(一般的な建物)では、地震のエネルギーがそのまま建物に伝わり、上階になるほど大きく揺れます。
地震の大きさによっては、建物が激しく揺れ、家具の転倒などの被害が発生する可能性があります。さらに、地震動の種類によっては共振し、想定よりも大きな揺れになるケースが考えられます。
制震構造では、制震用オイルダンパが地震エネルギーを吸収するため、建物の揺れを小さくすることができ建物内部の被害も低減させます。
また、制震用オイルダンパは温度などの影響も受けにくく、様々な揺れに対して安定した性能を発揮し、建物の安全性・居住性を大幅に向上させることができます。

1.安全性・居住性が高まる

制震用オイルダンパがない場合と比べ、制震用オイルダンパを搭載することで建物に加わる力や建物の変形を抑えることが可能となり、地震の影響を低減することにつながります。
※応答低減効果は建物形状・構造・制震用オイルダンパ設置台数等により異なります。

制震用オイルダンパの搭載で揺れはどのくらい変わる?
<違いがわかるシミュレーション動画> 

2.コストを抑えることができる

「耐震構造」と「制震構造」ともに耐震性能グレード上級でコストを比較した場合、制震用オイルダンパを搭載してもコストを低減することが可能となります。
※建物形状・構造・制震用オイルダンパ設置台数等によりコストは異なります。

3.建物の長寿命化によりCO2排出削減に貢献

建物に制震用オイルダンパを搭載することで、通常より地震から受けるダメージ が少なくなり建物の機能不全を未然に防ぐことが可能となります。 建物を安全に 使用できる期間が長くなれば、改修工事の頻度が減りエネルギー消費量の低減 を通じてCO2排出量削減への貢献が期待できます。

4.建物の損傷が抑えられ事業継続性が上がる

BCP対策の必要性は高く、建物を強く造り、長く安全に使用することは非常時のインフラの維持や復旧に貢献し、ステークホルダーとの関係維持にもつながります。

チェックシート

本ページで解説している制震用オイルダンパ(油圧式制震ダンパ)導入のメリット等について、よりわかりやすくまとめている資料をご用意しております。
是非ダウンロードしてご覧ください。

地震応答解析サービスを提供しています!
※対象:鉄骨造 高層・中低層建物

近年、全国で発生している大規模地震災害の経験から社会経済活動に与える影響を最小限に抑え、 事業継続を可能とする環境構築への関心・必要性が高まっています。 そんななか、制震ダンパの建物への有効性を検討したいという構造設計者様のご要望にお応えして 鉄骨造の高層・中低層建物を対象に地震応答解析サービスを開始しました。

地震応答解析サービスの流れ

現地調査

建物設計

構造設計者様により構造設計を行っていただきます。

耐震診断

建物データご共有

設計を行った建物のデータ(解析に必要な資料)を弊社にご送付ください。

補強設計

地震応答解析実施

弊社にて、ご送付いたただいた建物データをもとに、ダンパの設置有無による制震効果の確認を実施します。

補強工事

解析結果送付

弊社にて、地震応答解析結果を提出します。

解析に必要な資料

地震応答解析に必要な資料は以下の通りです。
① 平面図(構造図及び意匠図)
② 立面図(軸組図)
③ 各階荷重変形関係
④ 各階重量

解析内容

質点系モデルを用いた既往波(ELCENTRO波、TAFT波、八戸波) レベル2について、地震応答解析を実施します。

解析結果(提出書)

「地震応答解析結果 報告書」を提出します。

「地震応答解析結果 報告書」のサンプルを
ダウンロードいただけます!

チェックシート

地震応答解析サービスの概要をまとめた資料も一緒にお付けしています。是非ダウンロードいただき、ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。


地震応答解析サービスについてのご不明点はお気軽にお問い合わせください

関連情報

お問い合わせ・
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カタログやご検討に役立つ資料を
ダウンロードできます。

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