近年、気候変動の影響により都市型水害が急増しています。
ゲリラ豪雨(短時間強雨)による浸水被害は、都市のインフラに深刻な影響を与えています。
こうした状況の中、雨水対策の重要性が改めて注目されています。
都市型水害は、単なる豪雨(降水量)だけの問題ではありません。
アスファルトやコンクリートで覆われた都市空間では、雨水が地面に浸透できず、短時間で大量の水が排水設備に集中します。
その結果、下水道や排水路の処理能力を超え、浸水や冠水といった被害が発生します。

雨水貯留槽は、「雨水を一時的に滞留」させるという、シンプル、かつ効果的な設備です。
都市型水害の多くは、「雨水の行き場がない」ことに起因しています。雨水貯留槽は、都市の安全を守るための“見えないインフラ”として、今後ますます重要な役割を担っていきます。

都市型水害は、気候変動と都市構造の変化によって、今や全国各地で頻発する深刻な課題となっています。
センクシアはこの社会課題に対し、これまで培ってきた技術力を活かし、インフラの未来を支える新たな挑戦を始めました。
現在、センクシアではこれまで建築用構造部材の分野で蓄積してきた技術を応用したプラスチック製の雨水貯留槽の開発に取り組んでいます。
私たちはこれまで、建築用構造部材の分野で数多くの現場に向き合い、技術を磨いてきました。
この経験を活かし、今後は治水対策を目的とした土木の分野における新たな課題の解決に向けて、積極的に取り組んで参ります。
すでに、天昇電気工業株式会社様製のプラスチック製雨水貯留浸透施設「テンレイン・スクラムⓇ」 の提携販売中です。
今後は当社独自開発の製品をラインアップに加え、事業のさらなる拡大を目指してまいります。
