露出型固定柱脚工法のパイオニアとしてさらなる革新「ハイベースNEO」

「ハイベース」シリーズ、これまでの歩み

露出型固定柱脚工法の登場以前、建築工事の現場では鉄骨柱を下部の鉄筋コンクリート構造に埋め込む工法(埋込型柱脚工法)が主流であり、建物の基礎部分を地下に深く設ける作業が大きな負担となっていました。それを解消したのが、当社が1972年に生み出した露出型固定柱脚「ハイベース」です。基礎部分に埋め込むアンカーボルトと、建物の鋼管柱に溶接するベースプレートで構成された「ハイベース」は、建物の耐震性能を確保する高剛性・高強度を発揮し、同時に深い基礎工事を不要とすることで、施工効率とコスト面における大きなメリットをもたらしました。

その後は、大型鋼管柱にも対応する鋳鋼製ベースプレート採用の「スーパーハイベース」、中小規模の鉄骨造用に経済性を追求した「ハイベース・エコ」といったラインナップを展開。2005年には小型・軽量かつ高性能の「スーパーハイベース工法GX型」が登場し、露出型固定柱脚工法のスタンダードとなりました。こうした流れを受け継いで進化し、「GX型」以来8年ぶりのリファインとなったのが、ここに紹介する「ハイベースNEO」です。

ハイベースNEO工法はベースプレート、アンカーボルト(アンボンドタイプ)、定着板、ナット、座金、ベースプレート下面モルタルより構成されます。 「ハイベースNEO工法」の構成
実大実験によるブレース構造での性能確認
ブレース付ハイベースNEO工法

「ハイベース」シリーズ、構造設計の合理化や負担軽減を重視

「ハイベースNEO」へのリファインによる最大の改良点は、建物の構造設計における合理化や負担軽減です。新開発のベースプレート形状により、柱脚の吸収エネルギーを向上させたことで、構造設計上の安全率に関わる係数設定を合理化しました。また、柱脚にブレース構造(筋交いのように斜めに入れる補強構造)を導入する際の設計方法を確立し、設計者の負担を軽減しています。

また、これまで個別の設計と施工法を必要としていた「スーパーハイベース」と「ハイベース・エコ」を統合し、性能重視の鋳鋼製ベースプレート(Gタイプ)と経済性重視の鋼板製ベースプレート(エコタイプ)の2種から選定可能となりました。

「ハイベースNEO」は、工法における日本建築センターの評定と、材料における国土交通大臣認定をそれぞれ取得しています。先に述べた新開発のベースプレート形状による柱脚の吸収エネルギー向上は、前例のない工法評定となり、日本建築センターによる審査も厳格を極めました。当社はこれに対応すべく、通常の開発案件と比較して3倍以上の時間を費やし、実験やコンピュータシミュレーションを行い本工法の性能を実証し、評定を取得することができました。

Gタイプ
エコタイプ

鋼材量の軽減などでさらにコストダウン

この他の特長として、「ハイベースNEO」はベースプレートの性能を維持しつつ、形状をよりコンパクトに改良し、鋼材量を軽減しました。また、新たな定着板と固定治具を採用することで施工費の低減と施工性の向上を図っています。これらの改良により、全体的には旧商品と比べて約1割のコストダウンを実現しました。

今後の予定としては、円形鋼管やH形鋼の柱材に対応したベースプレートを商品化し、フルラインナップで市場のニーズに応えてまいります。約3年間の開発期間を経て生まれ変わった当社の看板商品は、これまで以上に多くのお客さまから支持され、より大きな信頼を獲得していくことが期待されます。

プレート形状をコンパクトに改良
新しい形状の定着板と固定治具を採用

「ハイベースNEO」のカタログ、詳細ページ

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