よくある質問

ハイベースNEO工法のQ&A

ハイベースNEOは従来のハイベースシリーズ(スーパーハイベース、ハイベース・エコ)と比べてどこが変わったのか?

  • ハイベースNEO工法は、従来のハイベースシリーズとはモーメントと回転角の履歴曲線が異なり、地震エネルギー吸収が向上しました。その結果、ルート3の設計において、今までは非保有耐力接合となる場合、Ds値を0.05割増していたところを、ハイベースNEO工法はDs値の割増をせずに第1層の保有水平耐力が必要保有水平耐力の1.1倍以上を確保することで保有水平耐力時の計算が可能になりました。(※ただし純ラーメン構造の場合のみ。ブレース構造の場合は「2015年版建築物の構造関係技術基準解説書」の設計フローに則って設計してください)
  • 従来ハイベースシリーズよりも、耐力が大きい型式を追加しました。
  • 鋼板製ベースプレートは、ベースプレート厚が40㎜以下ではSN490B材、40㎜を超える場合はTMCP鋼(大臣認定材)とすることで、厚さによらずF値325N/㎜2を確保できますので、構造計算でF値325N/㎜2の柱材に対応することが可能になりました(従来のハイベース・エコは295N/㎜2)。
  • エコタイプの適用可能な柱サイズが550×550㎜まで拡大され、大きな柱サイズにおいても経済設計が可能となりました。

柱の板厚がカタログ中の適用範囲より厚いが使用可能か?

ハイベースNEO工法のエコタイプでは、カタログ記載の柱適用板厚より厚い柱を用いることはできません。
Gタイプは、標準外の特注品によって柱板厚の厚いものにも対応可能です。別途お問い合わせください。

高強度柱材へは対応可能か?

ハイベースNEO工法では、F値325N/㎜2を超える高強度柱材への適用が可能です。ただし、ご使用いただく際にはハイベースNEO工法の柱脚耐力で設計していただく必要があります。
ベースプレートのF値が325N/㎜2であり、柱とベースプレートの溶接のど断面の基準強度は、柱材とベースプレート材の低い方のF値となるため、柱脚部のF値の上限は325N/㎜2となります。そのため、柱材のF値が325N/㎜2を超える場合でも、柱の脚部はベースプレートのF値となります。
したがって、柱の脚部のF値を325N/㎜2とした柱の耐力よりもハイベースNEOの耐力が小さければ、柱で柱脚部の性能が決まらないため、ハイベースNEO工法が使用できます。

設計フローの流れはどうなるのか?

「2015年版 建築物の構造関係技術基準解説書」露出型柱脚を使った建築物の計算ルート別の設計フローにおけるルート3の⑧「柱脚の保有耐力接合の判定」がNOの場合、⑩の項目の確認の前に「純ラーメン構造(直交方向にブレースを有する場合も含む)か、ブレース構造か」の判定を行います。純ラーメン構造の場合には保有水平耐力は、Ds値の割増をせずに第1層の保有水平耐力が必要保有水平耐力の1.1倍以上とすることで計算が可能です。ブレース構造の場合には、従来と同じく設計フローに則り⑩「「1階Dsを0.05割増して保有水平耐力を確認(柱及びはりの部材群としての種別がDの場合は割増しない)」の確認を行ってください。
なお、ルート1およびルート2に関しては、設計フローの通りに設計してください。

保有耐力接合の組み合わせはあるのか?

組合せによっては柱脚の保有耐力接合となる組み合わせもあります。ハイベースNEO工法では、柱脚部の最適な設計のため、耐力・回転バネ定数について柱サイズ毎に多様な型式をラインナップしています。

履歴曲線が改善された理由は?

スリップ型の露出柱脚の履歴曲線が8の字型だったのに比べ、ハイベースNEO工法ではなめらかな曲線になっています。 履歴曲線の比較

従来のハイベースシリーズでは、ベースプレートは剛体としアンカーボルトのみを降伏させていましたが、ハイベースNEO工法では、アンカーボルトの降伏よりわずかに先行してベースプレートを降伏させることで、アンカーボルトとベースプレートの両方の変形にて地震のエネルギーを吸収する設計としています。ベースプレートを変形させることにより、アンカーボルトの塑性変形に追従しベースプレートも変形することから、柱脚のスリップ現象が低減されます。(ただし、終局時にはアンカーボルトの塑性変形が支配的になるため、ベースプレートの変形はわずかです)
なお、短期許容耐力はベースプレート降伏時の耐力、終局耐力はアンカーボルト軸部降伏時の耐力としています。

大地震の後の修繕について。

ハイベースNEO工法は、ベースプレートの変形を許容する設計ですが、ほとんどがアンカーボルトの塑性変形に支配されます。したがって、地震後もアンカーボルトの変形に比べベースプレートの残留変形は少ないため、従来通りアンカーボルトの再締付により補修が可能です(アンカーボルトおよびベースプレートの残留変形を確認し、変形量から補修可能な範囲であるかの確認が必要です)。

従来のハイベースシリーズは販売をやめてしまうのか?

スーパーハイベースおよびハイベース・エコは、今後販売を終了する予定としています。
ただし、すでに設計が完了している物件等に関しては、当分の間、製品の供給は続けさせていただきます。今後、新規に設計される物件では、ハイベースNEO工法にてご検討ください。
なお、スーパーハイベースのSRC造対応のシリーズおよび角形鋼管偏心型については、継続販売します。

12本タイプは配筋が通りにくいのでは?

最内側のアンカーボルトと外側のアンカーボルトの間隔を十分確保していますので、その間に鉄筋を通すことが可能です。
ホームページに公開している図面に基礎はり端部納まり例がありますので、ご参考にしてください。

  • リンク先「CADデータ一式」にありますそれぞれのデータ中に、配筋の納まり図が掲載されています。

なぜ12本タイプのボルト配置を変えたの?

従来の配置では耐力算定に考慮可能なアンカーボルトの本数が5本であったものを、ハイベースNEO工法では6本とすることで、同じアンカーボルト径であっても、曲げ耐力を向上させることができるためです。


耐力図(800×800㎜,12-M56)

Gタイプとエコタイプはどう違うの?使い分けは?

ベースプレートが鋳鋼であるGタイプは造形が自由であることから、高い剛性が発揮できる形状となっています。一方エコタイプは、Gタイプに比べ回転バネ定数が低くなっていますが、価格は安くなっています。
高い回転バネ定数が必要な建物の場合はGタイプを、高い回転バネ定数が必要のない建物の場合は、コストの安いエコタイプをお勧めします。


Gタイプ
(鋳鋼製ベースプレート)

エコタイプ
(鋼板製ベースプレート)

ブレースが付いた場合の設計はどうすればいいのか?

ハイベースNEO工法にブレースが取りつく場合、ブレース応力を柱脚部応力に加味して柱脚部の検討を行います。
なお、ブレースが偏心する場合、偏心応力を考慮した柱脚検討応力を算出し検討を行う必要があります。
計算方法等の詳細は、ハイベースNEO工法設計ハンドブックP.38~P.41を参照ください。

ブレース付ハイベースNEO工法

ハイベースNEO工法と従来ハイベースシリーズを併用した場合、Ds値の割増はするの?

従来のハイベースシリーズとハイベースNEOを混在して使用する場合、従来の露出型柱脚の設計フローに基づきDs値の割増が必要です。また、ハイべースNEOにおいて、H形柱用が混在する場合も、上記と同様Ds値の割増が必要です。

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