高い施工性と経済効果をもたらす画期的商品「スマートダイア工法」

上下階柱のサイズが異なる柱・はり接合部の施工性・設計の簡易化を実現

ビルの建築では、柱には下層階ほど強度が求められるため、より大きい鋼管が用いられます。しかし、上層階には下層階ほど強度の高い鋼管は必要でないため、下層階と同じ鋼管を全ての柱に適用すれば、使用する鋼材量が増え、コストアップを招きます。ここに、上下階で柱のサイズを変えるニーズが生じます。

貫通したはりの上下で別々の柱を接合する工法は「通しダイアフラム工法」と呼ばれ、上階の柱を下階の柱よりも細くする場合は、従来「テーパーコラム」という上方を絞った形状の鋼管を接合部に用いていました。しかし、「テーパーコラム」の製作には高度な技術を要し、また柱・はりの組み合わせごとに、多種多様なテーパーコラムを用意しなければなりませんでした。

上階柱(角形鋼管)とパネル部鋼管の間に上ダイアフラムを設置するのがスマートダイア工法です。下階柱と同サイズ・同板厚のパネル部鋼管の周囲ははりがあり、下ダイアフラム(鋼板)を介して下階柱(角型鋼管)となります。

今回、当社が新たに開発した「スマートダイア工法」は、ダイアフラムの材質と形状を工夫し、接合の手間を軽減しつつ、テーパーコラムを用いた接合部と同等の耐力・剛性を確保することに成功しました。「スマートダイア工法」によって、上階柱は下階柱よりも50㎜小さくでき、はりの段差にも対応可能なため、設計の自由度が格段に高まります。また、上下階柱の偏心方向が異なる中柱・側柱・隅柱の接合も、単一の形式で兼用できるため設計の工数を軽減します。

優れた性能を維持しつつ、設計および施工現場の負担を軽減し、建物全体のコストダウンを可能とする「スマートダイア工法」は、ビル建築に革新をもたらす商品であり、構造システム事業の主力商品「ハイベース工法」に次ぐ成長性が期待されています。

単一の形式で中柱・側柱(1方向偏心)・隅柱(2方向偏心)を兼用
実験の様子

「スマートダイア工法」のカタログ、詳細ページ

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