40年近い柱脚の歴史を塗り替える新商品「クリアベース工法®」

中低層・小規模建築物をターゲットに、コストを低減しつつ耐力・剛性を向上

「クリアベース工法」の全体構成図

露出型固定柱脚工法「ハイベース」は、建物の鉄骨柱に溶接するベースプレートと、基礎への埋め込み部分となるアンカーボルト、ベースプレートと基礎を密着させる無収縮モルタルによって構成されています。特に高層化・大規模化が進む建築物に、堅牢な耐震性・高い施工効率・コストメリットをもたらし、設計事務所および建設会社から高く評価されてきました。そして今回、当社が新たに開発した「クリアベース」は、従来の「ハイベース」がメインターゲットとしてきた高層・大規模建築物ではなく、より大きな市場の拡がりを持つ中低層・小規模建築物をターゲットにした商品です。商業ビルや店舗などの中低層・小規模建築物の施工において、コストパフォーマンスは特に重視されるポイントです。「クリアベース」は、ベースプレートの面積や厚みを小さくすることでコストを大幅に低減しつつ、耐力および剛性を高めた、画期的な新工法です。

新発想の「Cバンド」と「被覆コンクリート」で求められる柱脚性能を実現

その秘密は、鉄筋を四角く曲げて柱脚の根元部分を囲んだ「Cバンド」と、ベースプレートの上部全体をコンクリートで覆う「被覆コンクリート」にあります(全体構成図参照)。「ハイベース」においても、アンカーボルト部分を隠すため、最終的にコンクリートで覆っていましたが、この「クリアベース」では、コスト削減という目的でベースプレートを薄くし、これを補強する手法として「被覆コンクリート」を導入しています。

「Cバンド」の形状
柱脚の根元をコンクリートで被覆することにより補強
板厚28mmの鋼板のみとCバンドと被覆コンクリートの組合せを比較すると、アンカーボルト引張力で耐力1.9倍となりました。 コンクリートで被覆された
「Cバンド」の効果による強度・剛性の向上

「被覆コンクリート」を導入したことにより「クリアベース」は、従来のベースプレートを使用した露出型固定柱脚工法と比較して、耐力を約3割、剛性を2.5割程度向上させつつ、部品重量を約3割減らし、コストを約2割低減することに成功しました。また、こうした柱脚性能の向上により、設計上のさまざまな条件に対し、1つの型式で対応することができるため、設計面に自由度と簡便性をもたらします。こうした特長に表れている通り、商品名にある「クリア」という語には、「設計および施工をより明瞭なものにする」という意味が含まれています。

「クリアベース工法」のカタログ、詳細ページ

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